どのような業務がRPAに向いているのか!?
RPAが得意とするのは「定型業務の自動化」です。といってもイメージしづらいかもしれません。学内で対象業務を選定する際は、下記の図「対象業務選定の視点」に当てはまるかチェックしてみてください。対象とする業務のすべての作業を自動化できない場合も多くあります。ですが、人間がすべきところ、ロボットに任せるところを切り分け一部でも自動化することができれば、業務時間の削減は可能となります。
■1.アプリ操作
・学内システム操作(例:財務システムにログインして帳票を出力する)
・メールの送信(例:学生・生徒の安否確認のため一斉にメールする)
・PDF化・印刷(例:Word、Excelで作成された会議資料をPDF化して印刷する)
■2.システム間連携
・基幹システムと業務システムの連携(学務システムから出力されたCSVを自動加工してサブシステムに取り込む)
■3.情報収集
・Webサイト検索(競合校ホームページから入試情報の更新をチェックする)
・Webサイト更新(自学のホームページの更新をする)
■4.転記・登録
・Excelデータを転記(各教員の勤務状況表をExcelの一覧表に転記する)
・システムへの登録(財務システムに伝票内容を登録する)
■5.データチェック
・異常値判定(購入申請書に記載された内容に異常値がないかチェックする)
・学内ルール適合判定(入試パンフレットに記載された情報に誤りがないかチェックする)
■6.データ集計
・数値の集計、レポート(財務システムから出力したCSVから会議資料用のグラフを作成する)
・ファイルの統合、加工(複数のExcelファイルを1つのブックにまとめる)
株式会社エデュース コンサルティング部
学校専門のコンサルタントとして経営改善、業務改革のプロジェクト等に従事。
全国の学校に対してRPAを利用した業務改善を行っている。